任侠ヘルパー

映画、見てきました。
公開初日とレディースデイの今日。

第一の感想。

あああ。
彦一格好いい(;´Д`)萌え死ぬ。

彦一バカ過ぎる。でも、そこが良い。

色んな人の感想を読んで。
みんな好評価で。

でも、なんだかんだで、みんな、草ナギ君なのに、と言うギャップの驚きの力で、魅力倍増な感じ?

もうどうやったって、日本国民、ほとんどの人が、草ナギさんと言う人となり、キャラクターを知ってしまっている訳で。
そこからの評価からは、逃れられないのかしら。

草ナギ君は、凄いんだから。
という、草ナギ君の偉大さを知っているファンにとっては、今作品は、ファンじゃない人に草ナギさんのちょっとした凄さ、を、分かって貰うのに力を発揮する作品なのではないか、と、思う。

極道ではなく、草ナギさんなめてんじゃねぇぞ!と、言いたくなる感じ?(笑)

見てみて!こんなに格好いいんだから!
と、声を大にして言いたい。

でも、もし、皆がこの魅力に気づいたら、それはそれで、ちょっと寂しいのかしら。

草ナギさん論に関しては、若かりし、つんつんした頃の私の意見と、今も変わらず。
あの方は、寂しさや苦しさや、悔しさの表現が、痛々しいほど伝わってくるのです。

我慢しているところ。
切なくなる。
本気なんだもの。

泣きの演技がお上手で、胸打たれるからって、最近のドラマ?や映画で、ちょっと草ナギさんを泣かせすぎだと思ってたんですよね。

いや、そこまで泣かないだろう、日本男児。しかも人前で。
と、なんどかここ数年つっこみ続けていた。

伝家の宝刀をそんなに乱発しないでよ!と。

その点今回の任侠ヘルパーは、彦一さん泣くようなことがなくて、よかった。

彦一を見てると、心が捻れるような思いが伝わってくる。
踏ん張るんだよー!っていう思いが。


良いなぁ。
良い作品。

思い返せば、映画らしい表現を使いつつ、あくまで一般人を置いていかない演出。

なんだかんだで、アイドル草ナギさんを汚さずに居て。

でも、そこが良い。

監督の独りよがりや、これは文学的、とか、芸術的とか、映画とはこうだ、とか、そういう拘りで、観客を置いてけぼりにしない。

で、結局何が言いたかったの?( ̄△ ̄)
見たいな作品じゃなくって。

これは、きっとテレビからの映画、テレビ局の映画、だからこその縛りなのかも知れないけど、それが良い。

痛すぎず、どん引きもせず、エンターテイメントを成立させたうえでの映画。

その中で、彦一は、むかしの映画スターみたいな、そんな良さを持ってる気がする。

リアルに描きすぎたって、なんだってんだ。
厭らしくて汚らしいものを、これでもか、と、見せつけるより。

やりすぎないところ、でも、ギリギリのラインで、心がちょっとだけ、動くくらいに。

剛君の良い人には、いい加減飽きていた。
彼の魅力はそんな薄っぺらい役じゃ勿体ないって。

彦一は、ちょっと、極端かもしれないけど、私はベタなのが大好物なので、これだよこれ、と言う気持ちでいっぱい。

どうせ草ナギさん使うんだから、ちゃんとしっかり使ってよ!と言う気持ちを抱き続けた数年間。

ドラマよりも、より人間くささを持った彦一、めちゃくちゃいいです。

一回目の鑑賞のラストで、私は映画が終わってしまうことが悲しかった。
もっと、彦一を見ていたいのに。

気分は成次みたいだ(笑)

舞台の感想はまた今度にする!