バッテリー・おおきく振りかぶって

おおきく振りかぶって*1が面白いという噂を聞きつけ、買って読んだら、私好みで、ネットをさまよっていたら、「バッテリー」*2も面白いという話を聞き、よし、今度機会があったら読んでみようと思っていた矢先、その日の夜に姉が買ってきた何冊もの文庫の中にバッテリーがあった。

おおきく振りかぶっては、いじいじピッチャーがタマラナイ。
ただ、あくまで漫画。

児童書というジャンルで誕生した「バッテリー」は、作者の熱い気持ちが真っ直ぐであるということが伝わってきた。

なんで、思春期って、食卓の鍋をひっくり返し、手に持っているモノを人に投げつけたいと思うような狂暴な気持ちになるんだろう。
と、考えてしまうように、「バッテリー」を読んで、思春期のあの頃の気持ちを思い出した。

で、今日バイトの帰り、社員にバッテリーのポップを書きたいと言ったところ、良いよとあっさり承諾を得た。
が、バッテリーに2が存在することを知らされ(そんなことも知らない本屋バイト)、それを読まなきゃ書けないなとがっかりする。

今まで、ポップを書いたことはないけど、
なんだか、バッテリーを読んでやってみたくなった。

今まで、本気になって何かに対峙したことが私にはなかった。
そんなことを思ったから。

迷わない、真っ直ぐな気持ち。
コントロール出来ない自分。
広がっていく世界観。

あざとくない、意図的でない、自然な少年の姿があった気がする。

*1:アフタヌーンコミックス

*2:角川文庫、もともと児童書