ウェルカム・ホーム!
ウェルカム・ホーム! 新潮社 鷺沢萌
私はこの人の名前を、この人が亡くなるまでずっと「もえ」だと思ってました。すみません。
鷺沢さんの本は、高校生の時に読んだ少年たちの終わらない夜 (河出文庫―BUNGEI Collection)しか読んだことがなくて、その時の印象としては、「あんまり好きじゃない」という感じでした。

なにしろ、私は真っ直ぐに生きてきているので、いかにも若者の青春像みたいなそんなのが苦手だったんです。

鷺沢さんが亡くなられて、ダ・ヴィンチで特集か何かがやっていて、このウェルカム・ホームのことを知って、読んでみたいな〜って浅く思ってました。

で、先日新宿に行ったものですから、その時に三省堂で買ってきました。

良かったです。率直に。
2つ、お話が入ってるんですけど、最後にしんみり、じんわり来るそんなお話でしたね。
タイトル通り。

やっぱり、作家さんというよりも、作品との相性みたいなものがあるんだなーって思いました。

江國さんは大好きだと思ってたんですが、ウエハースのなんちゃらかんちゃらは20Pも読まないで、読めなくなってしまいましたし。

あと、燃えよ剣、読めません。
昨日夜中100P位よんだんですけど、土方歳三が酷すぎて、これ以上読む気になれませんでした。
太閤記は面白かったのになぁ〜。
やっぱり、人を簡単に殺せる人の話はよめませんわ。
太閤記の秀吉は、人を殺すの好きじゃない設定だったので。